双子を出産し、退院したその日から怒涛の双子育児がスタートします。まず最初に双子育児の大変さを思い知るのが「授乳」ではないでしょうか。
双子の育児書やネットでいくら前情報を仕入れていても、実際に双子育児がスタートすると「こんなにも大変なのか…」と思うかと思います。
生後1~2か月もすれば、母子ともに授乳ペースもつかめてきますがそれまでは本当に大変です。
- 母乳で同時に授乳するのはどうすればいいの?
- ミルクで同時に飲ませるには?
- 二人分の母乳が出るのかな?
- 双子の授乳時間がバラバラでずっと授乳しててつらい
- 片方の子が上手に飲めなくて、1人の子にかかりきりになってしまう
双子育児にはそんな不安や困りごとがつきものです。
ここでは、双子の授乳方法についてお話します。
母乳神話に捉われないで
まず最初に、双子ママはこれだけは心に止めておいてください。
・母乳神話に捉われない。
・とにかく人この手が借りれるなら借りまくる。
・割り切りも時には必要
母乳で頑張りたい、または大変だけど母乳育児を頑張っている双子ママには「最初からなんてことを言うんだ!」とお叱りを受けてしまいそうですが、双子育児にとって一番大切なことは「ママが無理をしないこと」だと私は考えています。
確かに母乳は赤ちゃんにとって必要な栄養素や免疫物質が含まれると言われています。
その他にも、母乳の良さが謳われた情報を見聞きすると母乳で育てたと思いますし、物理的にどうしても小さく生まれてくることが多い双子ちゃんのママは、「できるだけ母乳で育てたい」と思って当然です。
しかし、母乳の出る出ないは個人差もありますし、小さく生まれることの多い双子ちゃんは吸う力も弱いため上手におっぱいを吸えない、NICUに入っていたため出産後しばらく直母での授乳ができないなど様々な理由で母乳育児がうまくいかないケースがあります。
私も里帰り中、母乳育児を頑張っていましたがなかなか母乳が出ず、体力的にも精神的にもきつくなったため、3カ月からは完全ミルク育児に切り替えました。
母乳があまり出ないことに当時は少なからずショックで自分を責めた時期もありましたが、完全ミルクで育ったうちの双子はほとんど風邪をひくこともなく、大きな病気もせずに大きくなりました。
なので、母乳が出なくても心配せずに安心してミルクで育ててくださいね。
「母乳出ないの?」とか「やっぱり母乳で育てないと」など、特に年配の方はお節介なアドバイスをしてくると思いますが、周りの声など無視してください。
ママが心身共に疲れて倒れてしまったら元も子もありません。
そして、頼れる人は全員に頼って授乳を手伝ってもらってください。
パパはもちろん、ジジババや兄弟。サポーターになってもらってくださいね。
同時授乳で時間短縮
同時授乳のメリットは、なんといっても時間短縮です。
母乳での双子同時授乳
母乳育児のメリットは、
- 栄養が豊富で免疫力がつく
- ミルク代がかからないので経済的
- 哺乳瓶を洗ったり消毒したりしなくて済むのでラク
- いつでもどこでも飲ませられる
反対に母乳育児のデメリットは、
- ママ以外授乳が出来ないので、授乳を手伝ってもらえない
- 同時授乳に慣れるまでは母子ともに大変
新生児の授乳間隔は、だいたい3時間おきですが母乳の場合はもう少し短くなるかもしれません。
なぜなら母乳は消化が良いため、粉ミルクよりも授乳感覚が短くなるようです。
吸う力が弱かったり、上手に吸えないなど赤ちゃんの個人差があるので、最初から同時授乳にチャレンジするより、1人ずつ授乳に慣れていき、その後同時授乳にチャレンジする方が良いでしょう。
首が座るまでの同時授乳は、授乳クッションに左右に双子ちゃんを乗せ、ママは少し前かがみになって飲ませています。
腰がかなりつらいのと、コツを掴むまでは二人をそれぞれクッションに乗せる時に不安定になるので注意が必要です。
首が座れば縦抱きが出来るので、同時授乳はかなりラクになります。
双子をそれぞれ太ももに座らせて、両方の頭を支えてあげると上手に飲んでくれるようになります。
ハイハイをする頃になると、ママは寝転がっているだけ双子が覆いかぶさって自分でおっぱいを飲んでくれるようにもなります。
とにかく「泣いたら飲ませる」を徹底して続けていたら1ヶ月くらいでよく出るようになりました。最初のころは、あまり母乳が出ていなかったのか1時間ごとに泣くのでずっと授乳していたのでほとんど寝れませんでした…。
母乳とミルクのハイブリットバージョン
母乳があまり出ず、母乳とミルクの混合授乳を行うパターンもありますが、これはかなり時間がかかります。
母乳を飲ませて足りない分のミルクを足すのですが、おむつ交換・ミルクの用意・ゲップなど、すべての工程赤ちゃん2人分をママ1人でこなすとなるとかなりの時間と体力を消耗します。
用意してる間に、1人もしくは2人が泣き出すので精神的にも追い詰められます。
パパが1ヶ月以上育児休暇をとってくれる、里帰り出産で身内がいるなど、双子育児のサポーターがいる時にこの方法をするのが良いと思います。
ママが母乳を飲ませて足りない分のミルクやゲップ、オムツ交換などはサポーターにお願いするなどすれば、ママは母乳を飲ませることに集中出来るので体力的にも精神的にも助かります。
むしろママは母乳を飲ませる以外の仕事はしなくてもいいです。
とにかくおっぱいに良いものを食べて、寝れるときに寝る。
サポーターのパパや身内の方は、授乳以外のサポートをしてあげてください。
双子育児はとにかく体力勝負です。ママが心身ともに疲れると、母乳の出が悪くなることもあるようです。
ミルクでの同時授乳
ミルクのメリットは、
- ママ以外にも授乳ができるので、深夜の授乳も手伝ってもらえる
- グッズを使えば、自動授乳が出来る
- 授乳リズムをコントロールしやすいので生活リズムが作りやすい
反対にミルクのデメリットは、
- ミルク代がかかる
- 哺乳瓶の洗浄・消毒に手間がかかる
- お出かけ時にミルクセットが必要なため、荷物が増える
- 赤ちゃんのお気に入りの哺乳瓶や乳首が定まらず、何度も買い換えることになる
ミルクの最大のメリットは何と言っても誰かに手伝ってもらえる点です。
特に深夜や体調の悪い時、パパや家族にも手伝ってもらえるため大助かりです。
(男の人は赤ちゃんの泣き声でも起きなかったりするので、蹴とばしてでも起きてもらいましょう笑)
ママやパパが1人で双子を同時にミルクを飲ませる同時授乳も簡単です。
双子を授乳クッションに寝かせて、ママやパパがその間に入って哺乳瓶をもってやるというスタイルが一般的です。
4~5ヶ月くらいになり、物を握れるようになると1人で持てる哺乳瓶の取っ手やハニカム哺乳瓶ホルダーを使い、自分で持って飲んでもらうのも良いでしょう。
その場合は安全に自分で持てるよう、軽いプラスチック製の哺乳瓶にしましょう。
8ヶ月くらいになると遊び飲みを覚えるため、双子が途中で「乾杯」をするみたいに哺乳瓶をぶつけ合って遊んでいたので、哺乳瓶を全部プラスチック製に交換しました。
双子の授乳のタイミングがずれると大変
当たり前ですが、双子ちゃん達の授乳の時間がずれると同時授乳は不可能です。
双子ちゃんにはちょっとかわいそうなんですが、できるだけ双子の授乳のタイミングが合うように、調整する方が良いと思います。
予定していた授乳時間よりも先に泣いた子にはちょっとガマンしてもらったり、予定の授乳時間が過ぎても寝ている子には無理に起こしたりして、授乳時間を調整したりしていました。
この方法の最大のメリットは、生活リズムが早うちから整うようになることです。
双子育児はとにかく生活リズムを早く整えることが大事。2人それぞれのペースに合わせていたらママの体力が持ちません。同時授乳や自動飲みグッズを使って乗り切ってくださいね。
同時授乳におすすめのグッズ
双子の同時授乳を少しでもラクにするためのグッズを紹介します。
授乳クッション (双子用) | まだ首がしっかり座らない時期に 母乳での同時授乳をサポート。 | |
授乳クッション (1人用) | ミルクでの同時授乳時に使用。 傾斜がつくので吐き戻し対策にも。 良く汚れるので洗えるタイプがおすすめ | |
哺乳瓶ホルダー | 1人で飲めるように哺乳瓶を固定する ホルダーがあると便利。 手で持つタイプは、しっかり物を 握れるようになる5ヶ月くらいからが 良いでしょう。 | |
ミルク育児におすすめ!安心で便利なウォーターサーバーを使う
新生児期は、3時間に1回はミルクの用意をしなくてはいけません。
そのたびにポットのお湯をミネラルウォーターで冷まして…なんてしている間にも、双子ちゃんたちの泣き声の大合唱はひどくなっていきます。
ミルクに適温で保温しておける「調乳ポット」もありますが、それよりも安心で便利なのがウォーターサーバーです。
LOHASUI(ロハスイ)のウォーターサーバーは、ミネラルの豊富な富士山のこだわりの天然水で徹底した品質管理により、赤ちゃんにも安心して使用できます。
サーバーはスリムで場所を取らず、デザインもシンプルで、インテリアに溶け込むのも嬉しいところ。
よくあるレバータイプではなく、ボタン式で上の方についていますし、もちろんチャイルドロックもついているので、双子ちゃんが歩き出すようになっても誤ってお湯を押して火傷しちゃったなんて心配もないので安心です。
今なら事務手数料とサーバーレンタル代金が無料のお得なキャンペーン中です。
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