双子・多胎妊婦さんは、お医者さまに「安静にしてください」と言われることが多いと思います。
最初はピンとこないと思いますが、安静はとても大事です。
なかなか自分ではお腹の張りがわからなくてついつい、いつもどおり動いてしまいがちですが
お腹の張りが頻繁になると子宮頚管がやわらかくなって子宮口が開きやすくなり、早産につながります。
ですので30分用事をしたら30分休むといったぐあいに、少しずつ家事や用事をこなしましょう。
お仕事をされてる方も早めに双子妊娠を上司・同僚の方に報告して、仕事内容を考慮・改善してもらう方がいいでしょう。
また、安静とはただ家でノンビリするだけでいいのではありません。
安静度にもよりますが、重度の場合は入院になり、食事・トイレ・洗面など生活のすべてがもベットの上になります。
中程度の安静でもできるだけベッドで寝ていることが好ましいでしょう。
イスに座ってのパソコンや読書は意外とお腹に負担をかけています。
できる限り横になってゴロゴロとトドのようにしててください。
25週くらいからは、あまりの体の重さに思うように動けず、ゴロゴロばかりしてました。
管理入院とは
双子妊娠では管理入院を強制もしくは勧める病院は少なくないです。
ほとんどが双子妊娠=管理入院のようです。
もちろん病院やドクターの考え方によって、管理入院のあるなしは決まります。
管理入院は早産予防のための措置で、どんなに30週~32週以降に妊娠経過がよく、張りも無い場合でも入院を勧められる場合がほとんどです。
管理入院中、張りや中毒症、胎児のトラブルなどが無い場合は安静の度合いは低く、病院によっては病院内も比較的自由に歩けます。もちろん洗面やトイレ、シャワー(風呂)もOKのところが多いようです。
張りがあるなどの理由で安静度が高い場合は、トイレ・洗面以外はベットでの安静となります。
張りが酷くなるほど安静度は高くなり、子宮収縮抑制剤の張り止めが24時間点滴され、トイレはポータブル、洗面はベットの上、当然シャワーや入浴も禁止しなります。
私は27週で管理入院した時点で、かなりの感覚で張っており、安静度が非常に高く、24時間点滴のトイレ・洗面以外歩行不可でした。
管理入院は怒涛の双子育児前のインターバル
管理入院中は非常に退屈です。寝る以外何もすることがありません。
でも双子を出産したらグッスリ眠るなんて当分は夢のまた夢。
今のうちに寝貯めするつもりでひたすらゴロゴロと寝ちゃいましょう!
また当分は自分の趣味や読みたい本なども読めません。
出産後の怒涛の新生児育児中は育児本を読むよりも寝たい!と思ってたので今のうちに育児本を読んで
お世話の手順なんかを頭に入れてしまうのもいいかも。
管理入院中、役立ったアイテム
短くても1ヶ月近くの入院になります。
管理入院を快適に過ごすために自分のお気に入りのアイテムやグッズを持っていくことをおすすめします。
双子ママに聞く!管理入院時に持ち込んで役に立ったアイテム
・枕・抱き枕
双子妊娠の中期~後期は、仰向けに寝ることは不可能です。
でも、お腹が大きくて重い状態でずっと横向きになってるのも意外と辛いんですよね。
抱き枕を横向きになって寝るときに、お腹の下に添えるとかなり楽になりました。
・基礎化粧品
病院内は乾燥がひどいので、ミストタイプの化粧水やシートパックがあるといいです。
・汗拭きシート・ドライシャンプー
お風呂やシャワーは、医師のOKがないと入れなかったり設備や入院患者数の関係上、週に2回だけなどの制限がある場合があります。
汗拭きシートで拭くだけでもさっぱりします。
つわりが中~後期まで続いてる場合は、無香料タイプがおすすめ。
・耳栓・アイマスク
同室の人のいびきや看護師さんの足音など、夜は結構気になります。アイマスクもあると熟睡できました。
・Bluetoothイヤホン
スマホで音楽を聴くときになくてはならないです。
張り止めの点滴の副作用で苦しかった時、好きな曲やヒーリングミュージックを聞いて乗り切ってました。
・ペットボトル用ストロー
主に帝王切開後に大活躍ですが、張りがひどく寝たきりの時も助かりました。
・さむい時に羽織るカーディガンかブランケット
病院内は、夏場は意外とクーラーが効いていて寒い時があります。冬も病室の扉がの開けっぱなし場合があり、寒い場合があります。安静度が低ければ、院内を散歩できたり売店に買い物に行くときなど必需品です。
・うちわ(ハンディファン)
上のカーディガンやブランケットとは反対ですが、子宮収縮抑制剤の副作用で、暑くなる場合があるので。
・ウェットティッシュ
絶対安静でベッドの上で動けないときは、手も洗いに行けないのである方が良いです。
・グルーミングセット
爪切り・耳掻き・綿棒・毛抜き等。意外と忘れがちです。
・文房具・メモ
メモするのはスマホでもいいけど、あると便利でした。
・ふりかけ
高血圧症など食事制限の出ていない人限定。入院食で好きじゃないメニューが出ても安心。
・現金
お金は盗難の可能性も考えて、テレビカード用に1万円分くらいの1000円札を用意すれば十分です。
私は入院中はあまりお金を使いませんでした。
・スマホ、又はタブレット
これはもうマストです。ないと無理!
スマホはWI-FI環境が望めないなら、ギガ放題などのプランに変更しておくことをおすすめします。
・ポケットWI-FI
ポケットWI-FIの持ち込みがOKなら、おすすめです。
通信制限を気にせずに動画が楽しめます。
・サブスクリプション動画配信サービスの加入
双子が生まれると、当分はゆっくり映画やドラマなんて見てられません。
今のうちにゆっくりと思う存分見ておきましょう。
サブスクの動画配信サービスならアニメなどのキッズメニューも充実しているので
双子が生まれてからも何かとお世話になること間違いなしです。
おすすめはAmazonプライムビデオ。しまじろうやサンリオなども充実しているので、ぐずった時などに重宝していました。
・漫画や雑誌の読み放題サブスクリプション
読書が好きなら、マンガ・雑誌の読み放題サブスクリプションがおすすめ!
月額無料と有料それぞれありますが、無料の方は1巻だけ無料などが多いので、有料がおすすめです。
病院がOKなら、スリッパや寝具などは退屈な入院生活を少しでも楽しくするために、お気に入りのモノを用意するといいですよ。
管理入院前に準備しておくと良いこと
上に兄弟がいる場合の預け先
他に子供がいなければ何も気にすることなく管理入院できますが、生まれてくる双子ちゃんの上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる双子妊婦さんは自分が管理入院してからのことが気になりますよね。
幼稚園や小学校へ行ってるなら、なおのこと。
自分が管理入院中の他の家族のサポートについても、今から考えておきましょう。
切迫流・早産などで管理入院が急に決まることがよくあるので、早めの準備が大切です。
旦那さんはもちろんのこと、両親に頼む、親戚に頼む、知人・ハウスシッターさんやベビーシッターさんにピンポイントで頼むなど、考えられるだけアイデアをご主人と話し合っておいてください。
住まい環境の見直し
今のお住まいは賃貸ですか?持ち家ですか?マンション?一軒家?住んでる階数は?エレベーターはある?近くに頼れる人はいる?病院は近くにある?などなど。
双子を育てていくうえで住環境はとっても大切です。
今の家では双子を育てるのはちょっと厳しいなと思う場合は、引っ越しも検討しましょう。
チャイルドシートを2台設置できる車
意外と盲点なのがマイカー。
車種によっては、新生児用のチャイルドシートを2つ設置できない車もあるので、チャイルドシートが2つ後部座席に設置できるかどうか確認しておきましょう。
地域の子育て支援や双子サークル。身近な情報が一番役に立つ
自治体によっては子育て支援事業が充実していて双子育児支援事業がある自治体もあります。
母子手帳をもらいに行ったときに「双子ちゃんならこんなサービスや支援がありますよ」と、教えてくれる場合が多いですが、「双子育児支援はありませんか?」と聞いてみましょう。
ベビーシッターの無料や割引があったり、双子サークルを教えてくれたりします。
また、可能ならば出産前から双子サークルに顔を出しておくのも良いですよ。
双子出産の不安や双子育児のコツやアイデア、病院や幼稚園の情報など、経験者のリアルな声が聞けます。
病院情報は絶対に聞いておいた方がいいです!
双子用ベビーカーで入れる小児科が少ないので、0歳児の時は本当に苦労します。
コメント